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写真家ソール・ライターに憧れて、和の色を探しに

そして、出会う鉄色(てついろ) 京都文化博物館の中庭にて

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京都文化博物館の旧館から新館に入る中庭から撮影しました。

京都文化博物館は、私のお気に入りの博物館の一つです。

とくに旧館は重要文化財にも指定されています旧日本銀行京都支店です。この写真は

この建物ではなく、この中庭にある休憩コーナーの鉄色(濃い緑色)をテーマに撮りました。

京都烏丸御池駅を下車して、東へ。そして右側にこの煉瓦の建物へ。旧銀行らしく重厚な飴色の太い柱、白い壁を抜けて、この煉瓦色に囲まれた空間へ。

そこで出会うとしたら、この鉄色しかないでしょ!!

傘の色にこの色を選んだ方のセンスのすばらしさに感激です。

とろこで、この深い緑をなぜ和の色では鉄色というのでしょうか。

鉄色(てついろ、くろがねいろ)は、鉄が焼かれるときに発するこの深い青緑の色から呼ばれています。藍染で出される色の中でも特に深い青色に対して適当な色がないことから広く用いられた色名です。明治初期から大正にかけて大流行した色だそうです。

そういうところからも、この歴史のある建物に特にマッチした色なのかもしれませんね。

 

 

京都文化博物館

京都市中京区三条高倉

地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口から三条通りを東へ徒歩3分